バッジテスト1級検定の種目には、コブ斜面がある。
しかし、私はコブが苦手だ。
苦手どころか、まったく滑れない。
たまに、コブの練習をしようと挑戦してはみるが、
2コブ、いや、大きなコブであれば、1コブでコースアウト。
まったく話にならない。
どうやって滑ればよいの?
いつもは、コブ斜面は避けて、きれいにグルーミングされたバーンを気持ちよく滑ってそれで終わり。これでは、コブ斜面が滑れるわけがない。
まずはコブに慣れなくては。
コブ斜面の特訓①
3月中旬の平日、有給休暇をとってガーラ湯沢へ行ってきました。
新幹線指定席+リフト券 10,500円
前回は、日曜日に行きましたが、平日は更に安いです。
今日は、「コブ斜面の特訓」と決めて、コブを中心に滑ることにしました。
天気は快晴。
昨日まで雪が降っていたので、非圧雪斜面もまだコブができていない様子。
午前中は、グルーミングされたきれいなバーンで、練習することにしました。
まずは、中央エリアのグルノーブルへ。
![](https://kyo-kibun-kokiatsu.com/wp-content/uploads/2024/03/gala-kobu0311-1.jpg)
最高!
気持ちいい。
ガーラで一番標高が高いコース。
景色も良い。
しかし今日は、コブの特訓が目的。
グルーミングされたバーンは、ほどほどにして、早めの昼食を取り、コブ斜面へ。
北エリアのスーパースワン。
![](https://kyo-kibun-kokiatsu.com/wp-content/uploads/2024/03/gala-kobu0311-2.jpg)
コブができ始めています。
ポイントは、ズルドン。
事前に、少しだけYouTubeで勉強してきました。
たくさんの動画がアップされていますが、
動画をみていると、できそうな気になってくるので、
不思議です。
コブの山を越えたところで、斜面を削るようにズルズルと降り、
一番溝になっているところで、ドン。
やってみます。
しかし、
どこでズルズルするの?
どこで、ドンとするの?
斜面がYouTubeと違う。
そもそも、この縦に並んだようなコブ、
右から行くの?左から?
何度か、ズルドンらしきものを試しましたが、初心者には少々厳しく、いったん休憩し別のコブ斜面へ移動。
中央エリアのエンターテイメント。
コース終盤、左へカーブするあたりに、非圧雪エリアがありました。
ここでコブの練習しているスキーヤーが多いみたいです。
![](https://kyo-kibun-kokiatsu.com/wp-content/uploads/2024/03/gala-kobu0311-3.jpg)
なんか、いい感じ。
ここは、右と左のコブがはっきりしていて、
溝も、さほど深くない。
よし、GO!
あれ?
ひとつ目のコブでズルドンはできるのですが、
そこで減速できず、二つ目のコブの溝でスピードがあがり、
コースアウト。
なんとか二つ目を踏ん張っても、三つ目のコブの溝で、
コースアウト。
なぜ・・・?。
何度やっても同じ。
7~8本滑っただろうか?
だんだん膝の筋力が疲れてきて、
悪くなるだけ。
これ以上やると、ケガをすると思い、今日はここまで。
簡単には攻略できないと思っていましたが、まったく歯が立たない。
帰りの新幹線の中で、コブが滑れない原因を考えてみました。
思いつくのは、2つ。
1.コース取りが悪い
2.筋力不足
YouTube動画で、コブ攻略を研究
スキーの動画はたくさんアップされています。
コブ斜面の攻略についての動画も、たくさんあります。
複数の動画で紹介している主なポイントをピックアップすると、
・溝の深いところは、避ける
・何度も滑る中で、滑りやすいラインを探す
・板がコブの形状にそぐわないラインはとらない
・膝と股関節をまげ、大きな動きで吸収する
コブの溝へ入り、スピードが付いてしまい、コースアウトすることを「発車」と言うようです。
なるほど、うまい表現。
筋肉不足
それと、
私は、これが最大の原因だと思っているのが、筋力不足。
年を取り、さらに在宅勤務が増え、歩くことが少なくなり、
たまに気が向くと、ジムへ行き、マシンを使い筋トレするも、続かない。
これでは、筋肉はつきません。
何とかしなくてはと思い、朝の散歩のコースに、階段があるコースを入れてみました。
階段を降りる時に使う筋肉。
これが、かなり衰えているようです。
階段をおりながら気が付きました。
階段を1段飛ばしで、ゆっくり降りると、膝の筋肉がかなりきつく感じます。
この降りる時に曲げる筋肉の使い方が、スキーに使う筋肉と似ている感覚があり、これを数回繰り返すようにしてみました。
こういったトレーニング(散歩)を継続できれば、多少筋肉もついてくるのですが・・・。
コブ斜面の特訓②
3月下旬、
例年なら、そろそろ雪がなくなる頃なのに、
今シーズンは、まだ大雪が降っています。
天気予報を見ながら、大雪が落ち着いた3月下旬の平日に、
3度目のガーラ湯沢へ。
今回もコブ斜面の特訓を目的に行ってきました。
この日も、午前中は雪が降っており視界も悪い為、
数本滑って、レストハウスで休憩。
今日も早めの昼食。
平日はレストハウスも空いてます。
11時頃になり、雪が小降りになり、少し明るくなってきたので出動することにしました。
はたして、コブは出来ているだろうか?
中央エリアのエンターテイメント下の比圧雪エリアへ行ってみました。
![](https://kyo-kibun-kokiatsu.com/wp-content/uploads/2024/03/gala-kobu0322-4.jpg)
いい感じに、浅いコブができ始めていました。
このくらいなら、何とかなりそう。
![](https://kyo-kibun-kokiatsu.com/wp-content/uploads/2024/03/gala-kobu0322-5.jpg)
この日も、8本くらい練習できました。
このくらい浅いコブですと、恐怖心なくコブに入っていけます。
(コブとは言えない大きさかもしれませんが。)
練習では、溝を通ったり、少し避けたり、バンクをつかったりと、いろいろ試してみることができました。
意識したポイントは3つ。
・コース取り
・ズルドン
・吸収動作
溝を通らないことと、ズルドンが、よくわかりません。
ズルドンというのは、ズルでコブを降りて、溝でドンとして、スピードを制御するのかと思っていましたが。
正しいコース取りが、まだよくわかりませんが、2本に1本は下まで完走できるようになりました。
上手く板のテールをずらしている感覚があるときは、速度が安定しているのですが、一度間違えると、板を溝にあわせて振っているだけになり、暴走気味になってしまいます。
しかし、まったく歯が立たなかったコブ斜面で、練習すればできるかも?といった感覚が出てきたのは、大きな成果です。
気づき
ほんの少しだけ滑れるようになってわかったことは、恐怖心を克服すること。
これが大切のように感じます。
恐怖心を持ってコブに入ってしまうと、スキー操作どころでなく、少しスピードがでると、腰が引けコースアウトで逃げてしまいます。
積極的にコブに向かい、重心を真ん中に置きスキー操作をする為には、小さなコブ、優しいコブから入り、スキー操作の感覚を身に着ける。
そして、数多くコブを滑り、慣れていくこと。
これが大切だと感じました。
コブ斜面を練習しているスキーヤー、結構多いです。
今までは、私自身がコブ斜面に近づかなかったので、知りませんでしたが。
私と同じ悩みを持ちながら、練習しているのかもしれません。
私もどこまで上達できるかわかりませんが、
その過程を紹介していきたいと思います。
上達できると良いのですが・・・。