北海道ニセコ東急グラン・ヒラフの魅力は、パウダースノーと・・・。

1月中旬、今シーズン2度目の北海道遠征。
今回は、おっさんスキー仲間4人での遠征ですので、レンタカーで移動。
1日目はいつものテイネスキー場で足慣らし。
2日目にニセコへ。
はじめてのニセコに圧倒されてしまいました。
私の感じたニセコの魅力を紹介したいと思います。

ニセコのスキー場とは?

ニセコのスキー場ですが、調べてみますと「ニセコスキー場」というのがあるわけでなく、標高1,308mのニセコアンヌプリ山の裾野にある4つのスキー場を総称して「ニセコユナイテッド」と呼び、それぞれが別会社の運営になっているようです。

・ニセコHANAZONOリゾート(日本ハーモニー・リゾート株式会社)

・ニセコ東急グラン・ヒラフ(東急リゾーツ&ステイ株式会社)

・ニセコビレッジスキーリゾート(ニセコビレッジ株式会社)

・ニセコアンヌプリ国際スキー場(中央バス観光開発株式会社)

リフト券は、それぞれのスキー場で使えるリフト券を販売していますが、共通券も販売していますので、何日か滞在するのであれば、共通券もよいと思います。

ニセコ東急グラン・ヒラフへ向け出発

私たちが行ったのは、ニセコ東急グラン・ヒラフ。
ニセコ初心者の為、まずは規模の大きいスキー場へ行くことにしました。
札幌を朝7時過ぎに出発。
定山渓温泉、中山峠を通り、約100kmの道のり。

上信越のスキー場へ行くような山道を車で登っていくような感覚ではなく、一面真っ白な大地をひた走るというか、何か変な感じ。

途中、中山峠でトイレ休憩。

店内では、お土産を販売。
食事もできます。
名物は、「あげいも」「とろとろ白玉あんドーナツ」
どちらも美味しそうですが、ここは我慢しておきます。

目の前には、羊蹄山。

みんな記念撮影していますが、とにかく寒い。

先を急ぎます。

そして、10時半過ぎに、ニセコ東急グラン・ヒラフ到着。

駐車場に車を停め支度をし、ゴンドラ乗り場へ。

昨日のテイネもそうでしたが、駐車場代とらないのですね。

北海道のスキー場は。

驚きの3連発

ゴンドラ乗り場へ到着し、まずはリフト券を購入しましょう。

驚きその1 

リフト券が高い

1日券 7,800円
5時間券 7,000円
今日は金曜日で平日ですが、平日料金はなし。
オンラインリフト券は、当日購入もでき500円安いのですが、
初回は、専用カードを500円で買い取る方式の為、次回いつくるかわからないわれらには、メリット無し。
ちなみに、今年からシニア料金は65歳以上。

ということで、5時間券を購入。

入場してからのカウント。

小腹も空いた。

昼時はレストランも混むだろうと、最初に昼食をとることにしました。

ゴンドラ乗り場の横にある、マウンテンセンター2階のレストランへ入ります。

驚きその2

メニューが高い

スキー場のゲレ食は、価格設定が高めではありますが、ここはその上を行く価格設定です。
テリヤキチキンバーガー 2,000円と、エビフライカレー 2,300円 で迷いましたが、エビフライカレーを選択。庶民には少々お高いですが、えびフライは5本もついて、カリッと上がっており、美味しい。

満足です。

驚きその3

まはりは外国人だらけ

見た限り、レストランの中には、日本人客は私たちのグループだけ。
店内の案内やメニューも、英語が目立ちます。
なんだか、海外のスキー場へ行った気分。
行ったことありませんが。

私たちには高く感じるエビフライカレー2,300円も、外国人の観光客から見れば、
「アラ、オイシクテヤスイコト」と話しているのが、聞こえてきそうです。

英語なのでわかりませんが。

スキー場での昼食は、場所どりが大変です。
午後になると、休憩をとるスキーヤーも多くなるので、
早めに昼食をとって大正解。
ゆったりと食べることができました。

しかし、早く滑りたい。

食事を終え、ゴンドラへ、

やはり日本人はいない、目視で8割欧米人、しかも混んでる。

コースについて

まずはゴンドラ

先ほどまでは混んでいて、行列を作っていましたが、昼近くになり少し空いてきました。

中腹あたりまで登ります。

ゴンドラを降り、キング第3クワッドリフトで、さらに上へ。
平日なのに、混んでいる。
やはり外国人が多い。
日曜・祭日は関係ないですね。

リフトはフード付きで、シートもなんだかふわふわで暖かい。

キング第3クワッドリフトを降り、さらに上へ。

目の前に見えるキング第4リフトへ向かいます。

キング第4リフト、ここもやや混雑。

目の前には羊蹄山。

ニセコのシンボル。

キング第4リフトは、シングル。
頂上へ向かいます。

樹木のない広大な1枚バーン。

上信越のスキー場では、あまり見ないかもしれません。

幸い天気も良い。

気分は高ぶります。

リフト降車場所の上に、さらに行列が見えてきました。

ここから上は、スキー場の管理区域外

ロープが張られたゲートが見えますが、ここから管理区域外へ入り、バックカントリーを楽しむことができます。
ニセコには、各スキー場に11か所のゲートがあるようですが、ここはそのひとつ。

実は、これがやりたいのです、私は!!

いつの日か、このゲートをくぐれるよう、精進したいと思います。

キング第4リフトを降ります。
リフトで登れるのは、ここまで。

結構急斜面。

でも、雪質はキュッキュと音が鳴り、斜面も整備されている。
いい感じ。

よっしゃ!

では、ここから滑走開始!!

キング第4乗り場まで、降りてきました。

最高に気持ちイー!!

ニセコの魅力

ニセコ初体験スキーヤーが感じたニセコの魅力ですが、

①広大な景色と、サラサラの雪質。
これは言うまでもありません。

②天気が比較的良い。
個人の主観で、数値はありませんが、上信越のスキー場と比べ、天気が良い確率が高い気がします。
(吹雪いても、時々晴れ間が見えたり)
上信越のスキー場は、1月後半から2月の上旬にかけては、寒波の状況にもよりますが、雪が降り続く印象があります。一方、ニセコに限らず、北海道のスキー場は、積雪はさほど多くないが、気温が低い為、雪質の良い状態を維持できている感じ。

③外国に来ている雰囲気
ニセコに入り、ホテル街に入ったあたりから、雰囲気は外国。
スキー客もそうですが、それを受け入れるスキー場側も外国人を想定した接客体制になっています。
レストランで注文しようとすると、

(係員)「ハーイ!」

(私)「ハーイ?」

日本人ですが・・。

無理もないです、8割(目視)外国人ですから。
でも、国内のスキー場で、その環境を楽しむのも悪くありません。

④新雪のファーストトラック
今回は、スキー場への到着が遅くなり実現できませんでしたが、早朝を狙えばバックカントリーでなくても、新雪を味わえそうな場所がいくつもありました。リフトが動き出す前に並び、早朝のゲレンデで新雪、もしくはグルーミングされたファーストトラックを楽しみ、11時には休憩。このパターンが良さそうです。

帰りは定山渓温泉へ

帰りは定山渓温泉でひとっ風呂。

日帰り温泉施設はいくつかありますが、今回は湯の花に寄ってみました。
入浴料は、大人980円。

なかなか良いです。

ファーストトラック

誰も滑っていない最初の斜面を滑るファーストトラック、気持ちが良いものです。
早朝のグルーミングされたゲレンデのファーストトラックも気持ちがよいですが、
雪が降った早朝、グルーミングされていない新雪のファーストトラックは、最高の贅沢、病みつきになるのは間違いないでしょう。

ニセコのバックカントリーには、それを求めて世界中からスキー客がやってきます。

ニセコには、バックカントリーを楽しむために「ニセコルール」という掟があります。
バックカントリーを禁止するのではなく、最低限の掟をつくり、事故にならないための環境をつくっています。すばらしいことだと思います。

今回は、チャレンジできませんでしたが、いつの日かこのゲートの先にあるパラダイスに足を踏み入れることができるよう、準備したいと思います。