先日、ラジオを聴いていたら。「フラット登山」というのが流行りだしている?らしい。
ハードな登山ではない、歩くことを楽しむ登山。
山頂を目標にしない。
これって、低山登山やハイキングと同じこと?
いずれにしても、ゆるい登山は運動不足の解消になります。
私の楽しみは、山から帰った後の脚の筋肉痛。
風呂から上がるとストレッチングをやるのですが、この筋肉痛の脚を伸ばしていると、なんとも言えない達成感が湧いてきます。
脚の筋肉をつけたいのですが、ジムでは飽きてしまう。
登りの山道や石段は、登山を楽しみながら、筋肉が付いた気がします。
しかし、ここしばらく登ってない。
そろそろ行かなくては。
ということで、5月後半の日曜日、行ってきました。
今回は、摩耶山へ。
目指すは山頂。
■行程 王子公園駅(8:10)~ 上野道登山口(8:40)~ 摩耶様史跡公園 ~ 摩耶山頂付近
~ 掬星台到着(11:00)・<昼食・休憩>・掬星台出発(12:00)~ 王子公園駅(13:20)
■距離 約3km
■標高 702m
■時間 上り:2時間50分 下り:1時間20分 合計:4時間10分 ※私の遅い脚で
■歩数 上り:7,124歩 下り:7,777歩 合計:14,901歩
摩耶山とは
標高 702m
神戸市灘区にあり、頂上付近の掬星台からの夜景は、日本三大夜景のひとつ。
ロープウエイやバス・車でも来ることができ人気の観光地になっています。
六甲山系の山なので、関東の人間からしてみれば、六甲山と一緒にしてしまいがちですが、地域では摩耶山としての存在感があり人気のエリアのようです。
王子公園駅
スタートは、阪急王子公園駅。
私の住んでいる十三駅からは、各駅停車で約35分。

■8時10分 阪急王子公園駅。
東口改札を出て左へ。
初めて行く山は、ここからが問題。
どっちへ歩いていけばよいのだろうか?
登山口を探さなくては。
事前に地図で調べたコースは、右方向にいくようだが。

駅前に地図がありました。
最初に目指すは、上野道の登山口。
右方向に行き、川沿いを上へ。
しかし、その先は、この地図でもわかりづらい。
まわりに標識も見当たらない。
グーグルマップも出てこない。
とりあえず、そっちの方向に行ってみようか?
上野道登山口
わかりやすい道を行こうと思い、まずは摩耶ケーブル駅を目指すことにしました。
少し遠回りをしてしまいましたが。
公園に沿って流れる川沿いを北上していると、二つ目の信号で「摩耶ケーブル」の標識を発見。

その後、ポイントごとに標識が立っており、まずは摩耶ケーブル駅に到着。
■8時30分


おっ、地図を発見。
ここから、上野道までの道順も掲載あり。
少し戻ると、

立札発見。
しかし、摩耶ケーブル駅から上野道登山口まで、こんなに丁寧な標識があるって、どういうこと?
摩耶ケーブルを上から降りてきて、また登山口へ向かうのか?
そんなことは、ないか・・・。
でも、これで一安心。

どうやら、ここが登山口らしい。
ここまで来るのに、ずいぶん坂道を上った。
一休みして、登山開始。
■8時40分

しばらく行くと、ハイキングマップを発見。
もっている紙の地図だけでは、よくわからない。
現地の、こういった地図で現在地を確認するのが、わかりやすい。
この地図によると、神戸高校側から登ってくると、ここで合流するようだ。
イノシシのヌタバ?
山道をどんどん登っていきます。
歩くところは、しっかり人の手が入っていて、山道というより、石段を登っていくような感じです。
しばらく行くと水溜まりがありました。
昨日、かなり雨が降ったからなあ・・・。

ん・・・?
足跡?
イノシシ?
もしやヌタバ?
そういえばイノシシは、「ヌタウチ」と言って、からだに付いた寄生虫の除去や体温の調節の為、泥浴びをするようです。
この先、イノシシ君と遭遇しませんように。
できるだけ、他の登山客の見える位置で、登って行くことにしよ。
その後、しばらく登ります。
もちろん、休みながら。
保久良神社から金鳥山へ上る石段に比べ、一段の高さが低いので、なんとか登ってこれている感じ。
それと、前後の適度な距離で他の登山客がいて心強い。
青谷道との合流地点
しばらく歩いていくと、分岐が見えてきました。


左へ行くと青谷道。
右へ行くと摩耶山。
ここで、青谷道と合流するのですね。
王子公園駅からは摩耶山頂上までは、この二つのルートがあります。
青谷道の方が、少し遠いみたいです。
摩耶ケーブル駅から摩耶山や掬星台までが約3kmなので、残り3分の1。
少し元気が出てきました。
右へ進みます。
そこから少し歩くと、何か見えてきました。
摩耶山史跡公園(旧天上寺跡)

仁王門
ここが旧天上寺跡の入り口か?
ここから長い長い階段が始まります。
先ほどすれ違った常連さんが、
「ここからの階段がきついのよね。」
と言っていたので少し楽しみ。
折角なので、数えてみることにしました。
1段、2段・・・・・
101、102・・・
288、289・・・
たまに登山客とすれ違い、
「こんにちは」
「ハイ、こんにちは」
あれ?
いくつだっけ?


やっと登り終え、視界が開けてきました。
ここまで、325段。
しかし、自信はない。
(ちなみに帰りに数えたら、330段)

摩耶山史跡公園(旧天上寺跡)
646年に開創したが、1976年、火災により主要な建造物のほとんどが消失してしまった、とのこと。
こんな場所で火事になったら、たいへん。
消防車来れない。
先へ急ぎます。

標識がありました。
左へ行くと、摩耶山 0.6km
右へ行くと、掬星台 0.6km
まずは頂上へ行きたい。
左へ進みます。
しかし、ここからがきつかった。
最後の0.6㎞というに、脚が前に進まない。
息も切れるし、腰も痛い。
いつも心配なのが、山の中で、もし倒れたらどうなるか?
街中のウオーキングであれば救急車を呼べる。
しかし、こんな山の中。
たとえ人がいたとしても、どうすることもできない。
ここからは、ゆっくりと、そして何度も休憩しながら少しづつ登って行きます。
摩耶山頂上はどこだ?
そろそろ頂上か?
それらしき場所が見当たらない。
何かあった。

天狗岩
こんなところに、まだ何かあった。
「伝説によると摩耶山の僧が山中に出没する天狗を封じ込めたところ」と書いてある。
しかし、詳しく見る元気もなくなってきた。
頂上は、どこだ?
そのまま進んでいくと、下り坂。
この先は、掬星台か?
掬星台
引き返して頂上を探す体力もなく、そのまま進んでいくと、開けた場所が見えてきた。
車もある。
掬星台か?
やっと着いた。
■11時00分
王子公園駅から、約2時間50分。
歩数計は、7,124歩
摩耶ケーブル駅から、約2時間30分。
ネットに出ている情報では、
距離 約3km
時間は、約1時間半~2時間くらいが多いみたいです。
皆さん、早い。
でも、いいんです。
確かに、何人もの登山客に追い越される。
明らかに私より年上のご婦人にも。
自分のペースで登ることが大切。

ここは、車、バス、ケーブルカーと、アクセスが良い。
登山客も多いが、それ以上に観光でやってきた外国人が多い。
ここから見る夜景が有名なのか?
写真を撮るのに順番待ち。
あいにくの曇り空だが、景色は良い。

1時間ほど、昼食・休憩後、下山開始。
■12時ちょうど。
下りは、楽です。
■13時20分 王子公園駅到着。
歩数トータル 14,901
頂上は、わかりませんでしたが、
おそらく標高702mのあたりまでは、行ったと思います。
何度か行った金鳥山の標高が、標高338m。
風吹岩が、標高447m。
今回が私にとって最も高い、標高702m。
体力は消耗したが、頂上が開けていて、複数の交通手段がある為、
たどり着けさえすれば、もし体調が悪くなったとしても、帰ってくる手段はある。
さらには、途中に摩耶ケーブルの「虹の駅」もある。
そういった安心感が大きい。
しかし、折角登ったのだから、頂上は見えおきたい。
次回は、青谷道経由で、登ってみたいと思います。