気になっていたアユイング。
道具の準備はできたけど、さてどこへ行こうか。
ダイワのホームページに「アユイング推奨河川 漁業協同組合一覧」の掲載があります。
漁協によってアユイングを認めている河川と、そうでない河川があるようです。
確かにアユの友釣りをしている釣り師からみれば、ルールやマナーを知らない釣り人が、近くでアユイングをやりだしたら気持ちの良いものではありませんよね。
ダイワのホームページにも「ルールを守ってアユイングを楽しもう!」と呼び掛けていますが、良く調べてから川に入る必要がありそうです。
線路沿いに流れている河川を探していると、京都方面にありました。
木津川
川沿いに駅もちらほらありそう。
漁協(木津川漁業協同組合)のホームページをみると、アユイングもかなり広いエリアで許可されていて、アユイングの釣果情報も掲載されています。
アユイングには、寛容な漁協のような感じ。
「木津川アユイング教室」見学
さらに漁協のホームページをみていると、
「木津川アユイング教室のご案内」7月28日(日)開催
という掲載を見つけました。
木津川漁業協同組合が主催で、ダイワフィールドテスターの方が講師となり、アユイングを教えてくれるようです。
会場も駅から歩いて行ける距離。
初めての私にとっては、好都合。
行かなくちゃ!
すぐに申し込みをしようとサイトを進めていきますが・・・、残念。
すでに満員。
参加はできませんでしたが、下見のつもりで見学に行ってきました。
大阪駅からJRで約1時間半。
JR加茂駅で乗り換え。
2両連結のディーゼル車が、良い雰囲気。
電車を降りると空気が変わります。
(でも暑い)
すぐ目の前が木津川。
アユイング教室会場まで歩いていくと、20名くらいでしょうか?ひざ下くらいまで川に浸かり、ルアーを流しています。
釣れているのだろうか?
ざっと見たところ、3分の1くらいの人が、引き舟をおろしていたように見えます。
しばらく見学していると、目の前の浅瀬でルアーを流していた人に、アユが掛かったようです。
小さいアユでしたが、実際に釣れた様子を初めて見ました。
釣れているのを見ると。自分もやりたくなりますが、あいにく竿がない。
今日は、見学とポイントの下見のつもりで来ましたので、軽装のウオーキングスタイル。
たまたま一緒に見ていた漁協の理事さんの話によると、
「漁協が放流したアユならもっと大きくなっているはず。この小さいアユは、きっと淀川から上がってきているのではないか?」ということでした。
漁協の人、と聞くとなんだか怖そうなイメージがありましたが、とっても優しいおじさんでいろいろとお話を聞くことができました。
木津川、良い感じです。
初アユイングの場所は、木津川の大河原駅前と決定。
ここまで駅から近いポイントは、他になさそうです。
しかし、漁協のホームページをみると、ここは友釣専用区。
9/3からリール竿による鮎ルアーも許可されると記載があります。
(アユイング教室は、漁協が主催の為、特別に実施。)
それまで待つとしましょう。
遊漁券の購入
9月上旬、大型の台風がやってきましたが、台風が去った後、行ってきました。
アユイングで川に入るには遊漁料を支払う必要があります。
遥か昔、私がまだ小学生の頃、近くの川で釣りをするのでさえ、「鑑札」を近くの釣り道具屋で買ってから川に入ったことを思い出します。鑑札とは、今でいう遊漁券のようなものですが、確か100円(1日)で、木の札をもらった記憶が微かに残っています。
鑑札を、でなかった・・、遊漁券を購入できる場所はいくつかありますが、大河原駅周辺にはありません。途中の駅で下車して買いに行くのも面倒だ、どうしようかと考えていましたら、
「フィッシュパスのご案内」
「オンラインで遊漁券買えます!」
これも漁協のHPに掲載されていました。
このアプリを使うと、簡単に遊漁券を買えるようです。
スマホで顔写真と必要事項を登録し、「鮎の日券」を選択。
料金は3,100円。PayPayで支払いできました。
簡単です。
購入後、釣り場に入ったら、右下にある「使う」ボタンを押す必要があるようです。その後、スマホは「FISHPASS起動中」となっているので、もしかしたら漁協でも、どのポイントに入ったかの情報を把握できているのかもしれません。(今度調べてみたいと思います。)
便利な時代になりました。
実釣①・・惨敗
ワクワクしながら大河原駅に到着しましたが、ひとつだけ不安がありました。
このアユイング教室の会場は、アユの友釣りでも人気のポイントのようです。リール竿でのアユイングが許可されたからと言って、友釣りをしている鮎釣り師が近くにいた場合、同じエリアに入る勇気は、私にはありません。
不安を抱きながらポイントへ行ってみると、4人の友釣り師が入っていました。
残念。
友釣りは長い延べ竿を使うので、すぐにわかりました。
場所を変えることにします。
恋路橋の下流に、私と同じアユルアーの先行者が1名。
ここでやってみることにしましょう。
初めての鮎タビで川の中へ。
なかなか快適です。
この日も暑い日でしたので、川の中は気持ちよい。
ルアーを近場から流していき、5mくらいのところで止め、タナを維持。
深さは50cmくらいでしょうか?
ルアーが泳いでいるときは、ブルブルした振動を感じるのがわかります。
しばらく続けますが、アユが掛かる気配なし。
そもそも、ポイントがわからない。
いったい、どこにアユはいるの?
少しづつ移動しながら2時間程経過。
疲れてきましたので、今日はこの辺で終了。
実釣②
翌週に再挑戦。
平日に休みを取り、行ってきました。
白砂川
初めに向かったのは、白砂川。
この川は木津川の支流で、木津川漁協の管轄になります。
JR笠置駅から歩いて行けます。
雰囲気のある駅舎を降り、5分ほど歩くと白砂川。
小さい川ですが、漁協のHPを見るといくつかの釣果報告が掲載されています。
それと、アユイングの初心者向けのポイントのようです。
水深50cmくらいの小さな川。
こんな川にアユがいるのがだろうか?と思いつつ、そっと川をのぞき込むと、2~3匹の魚の群れがあちこちに見え隠れしています。
アユかどうかわかりませんが、そっとアユルアーを近づけますが、反応なし。
何が悪いのだろうか?
アユではないのか?
1時間くらいで撤収、場所を変えます。
恋路橋
前回行きましたJR大河原駅は、隣の駅。
アユイング教室の会場だったポイントヘ向かいます。
恋路橋を渡り、川沿いを少し歩くと到着。
今日は、誰もいません。
いい感じ。
途切れなく続く川のせせらぎは、癒されます。
さて、どこから始めようか?
誰もいないとはいえ、バチャバチャ水に入れば、アユは逃げてしまいます。
渓流釣りは、川下から川上に上がっていくようですが、アユ釣りはどっち?
いろいろアユ釣りのマナーを調べてみましたが、明確なものはありませんでしたが、川上から川下へ「釣り下がる」ケースが多いようです。
川上へ移動し、そっと川の中へ。
友釣りの場合、立ち位置からポイントに対して横から竿を出すのに対して、アユイングは川下に向かって真っすぐ下へルアーを流すイメージだと思います。
良さそうなポイントを探していると、大きな石の周りに深場がありました。
ゆっくりと川上に入り、そっとルアーを流します。
ルアーがいい感じで泳いでいるのは、竿に伝わるブルブルでわかりますが、ブルブルが感じなくなったと思うと、根掛かりしていることがあり、竿の高さでタナを調整する必要があります。
適度なタナを維持しながら、ラインを少しづつ出したり、巻いたり、アユの居そうなポイントを探していると、
ブルブル!
生命感を感じた直後、グッと重さが加わりました。
釣れたのかな?
ゆっくりリールを巻き、引き寄せます。
アユ針は返しがないので、テンションは緩めないように。
どうやら掛ったようです。
ネットをだし、無事キャッチ。
念願のアユ。
15cmくらいで小さいですが、きれいなアユでした。
2~3枚写真をとり、そっと針を外しリリース。
今日も釣れるかどうかわからなかったので、クーラーBOXと引き船はもってきていません。
(初めから釣れないと、諦めていた感がありますが。)
その後、30分ほど続けましたが反応なし。
しかし1匹釣れただけで、大満足。
撤収することにしました。
来年は・・・
この記事を書いているのが、9月下旬。
今年、あと1回くらい行けるかと思っていましたが、最近気温も下がり、海の魚が気になりだしました。
今年は、これでアユイングは終わりにしたいと思います。
今年2回のアユイング。遊漁料金は日券が3,100円なので、2回の釣行で6,200円。
年券は9,500円。
3回の釣行でほぼ同じ金額。
来年は、年券を購入し、6/1の解禁日からアユイングを楽しみたいと思います。
それと、竿。
立ち位置から下へ流すリール竿では、ポイントが狙いづらく、延べ竿を試してみたくなりました。
いずれにしましても、来シーズン、楽しみにしていきたいと思います。
今日のタックル
・ロッド:アジング用ロッド 8.3フィート
・リール:2000番
・ライン:PE 0.6号
・リーダー:フロロ 8lb
・ヒットルアー:ダイワ AYUING MINNO 94SP-LASER IMPACT LI縄張りアユ