スキーワックス何を使えばよい? 雪温って何度?

みなさん、スキーワックスどうしてますか?
私は、スキーを再開した3シーズン前は、スプレータイプの万能ワックスを使っていました。
簡単で何も考えずに塗れる便利なワックスですが、ある時、感じたのが、

「なんだか滑りが悪い。」

「そこそこ滑りはするのだが、こんなもんなのか?」

一度気になると、もうおしまい。
何とかしたい。
0.1秒を競うようなレースをやるわけではない。
しかし、よく滑る板の方が、楽しく滑れるし、スキー操作もしやすいように感じます。

昔は万能ワックスと言えば銀パラ。
少し滑れるようになり生意気になってくると、
TOKOのイエローかレッドを生塗り。
もう少し生意気になると、先っぽに金属のついたバーナーでホットワックス。
スキー板が燃えやしないかと、ハラハラしながらワックスがけしたことを思い出します。

リキッドワックス購入

早速、スキーショップへ行きワックス売り場へ。
いろいろなワックスが並んでます。
しばらく眺めていると、
リキッドワックスなるものを発見しました。

なんじゃこりゃ?

ハヤシワックス

林さんが作ったワックス?

何だかよく滑りそう。
ブラシとか、グッズもいろいろある。
こういったグッズ、私は大好き。

カタログには、下記記載があります。

固形ワックス(アイロン用)NFシリーズ・SHFシリーズ・RMUをリキッド化した次世代ワックス。
塗ってブラッシングするだけのリキッドタイプ。プロから初心者まで仕上がりは同じ。

HAYASHI WAX RACING WEAPON 2022-2023より

さて、どうしよう。

値段も少々お高いが。

使ってみようか。

そして購入したのがこれ。

・NF-02 LQD(ベースワックス) -2℃ ~ -8℃ 50㏄ 3,200円
・LF-02 LQD(トップワックス) -2℃ ~ -8℃ 80cc 4,200円
・SHF-01 LQD(トップワックス) 10℃ ~ -2℃ 100cc 4,200円

塗り方は、カタログにも丁寧に記載ありますし、YouTubeでも実演付きでアップされてます。

ホットワックス掛けるより数段楽ちんです。
ポイントは、ブラッシングかな?

昨シーズンから使っていますが、快適です。

ハヤシワックスについては、また別の機会に投稿したいと思います。

次に気になったのが、温度。

雪温って、何度?

スキーワックスは、雪質により、3つのタイプがあります。

・柔らかく水分の多い雪(WET) 10℃ ~ -2℃
・WETとDRYの中間        -2℃ ~ -8℃
・パウダースノー(DRY)     -8℃ ~ -32℃

目安としては、グローブで雪を握り、

雪玉ができればウエット。

雪が握れず、指の隙間からこぼれ落ちればドライ。

基本は、真ん中の青い「02」(WETとDRYの中間)を塗っていれば、なんとかなります。

1月の北海道遠征も、問題ありませんでした。

しかし、雪温って、いったい何度なんだろう?

気温との関係は?

疑問は深まるばかり。

ということで、実際に測ってみました。

購入したのがこれ。

SWIXレーシング温度計 T0095

使い方はこれ。

これで疑問が解決します。

実際に測ってみると 1日目

2月某日、いつものかたしな高原スキー場へ。

朝一、第2ペアリフトを降りたあたりで計測してみます。

まわりの目が少し気になりますので、少し離れた場所で、計測してみました。

まずは気温を測ります。

ポケットから温度計を取り出し、雪面に逆さに差し込み、3分待つと、

マイナス4℃くらいでしょうか?

次に雪温を測ります。
雪面から2cmほど中まで差し込み、3分ほど待つと、

マイナス6℃

雪面から温度計を抜き、外気に触れるとすぐに温度があがりだしてしまいますので、何度か試しましたが、マイナス6℃でよいでしょう。

朝一番の計測の結果は、気温マイナス2℃くらいが、雪温という結果でした。

実際に測ってみると 2日目

今回のかたしな遠征は、一泊しました。

昨日は、朝のまだ気温が低い時に計測しました。

しかし、昼頃になると、上着を脱ぎたいくらい気温が上がります。

今日は、気温の上昇した昼頃に計測をしてみることにしました。

まずは気温を測ります。

気温は、プラス6℃

今日は暖かいです。

そして、雪温は、

0℃

今回も、外気に触れるとすぐに上昇するので、何度か試しましたが、マイナス0.5℃~0℃のあたり。

気温との差は、6℃もあります。

まとめ

今顔の測定では、気温と雪温の関係は、気温より雪温が「2度~6度低い」という結果になりました。

しかし、その日の気温や測り方、場所によっても、変わってくるような感じがします。

特に気温が高いと、雪温との関係性は、ばらつきがでそうです。

ワックスを選択する気温の目安としては、

気温が0℃以下の場合、青色(-2℃~-8℃)のワックス。

気温が1℃以上の場合、黄色(+10℃~-2℃)のワックス。

こんな感じでしょうか?

レースとかやる選手の人たちは、きっちりと測るのでしょうが、のんきな週末スキーヤーにとっては、これで十分。
謎がとけました。

ちなみに、1日目は青色、2日目は黄色のワックスを塗りました。

どちらもよく滑りました。

スキーワックスは、奥が深そうです。