腰痛でスキーできないのに、ニセコに来てしまった。
還暦後、冬の最大のイベントとなっている北海道スキーツアー。
スキー好きジジイ4人。
ドラム(60歳)とトマト(61歳)とレオナルド(63歳)と私。
毎年恒例となった、お気楽スキールアーだが、
今回は、レオナルドが直前に腕を骨折して、不参加。
盛大に転んだらしいが、カルシウム不足か?
そういう私も、昨年12月、テイネへ足慣らしのソロスキーへ行くが、
初日、スキー靴を履こうと腰をかがめた瞬間に、ぎっくり腰。
普通にスキー靴を履いただけなのに・・・。
日頃、かみさんから気をつけるように、何度も言われてはいるが、
これでは、気をつけようがない。
年を取ると、生きてるだけで何かと危険が付きまとう。
そんなことで、正月は、寝たきり老人だったが、その後回復。
2月に入り、出遅れた分を取り戻そうと、
ニセコ出発の前の週に、かたしな高原スキー場へ行き、猛練習。
気持ちよく滑れたのだが、
帰ってきた翌日、なんとなく腰に違和感を感じる。
翌々日、腰痛に昇格。
まずい。
年末にやってしまったのが、まだ完治していなかったのか?
そのまま回復せず、出発の前日。
さてどうする?
前日のキャンセルは、キャンセル料も高いし、なにより4人が3人に減り、
さらに2人に減らすわけにはいかない。
這ってでも行かなくては!
結局、スキー板を持たずにこの高齢イベント、違った、恒例イベント参加を決断。
いったい何しに行くんだろうか?
1日目 新千歳空港から小樽経由でニセコのホテルへ
新千歳空港で集合。
腰が痛いので、歩くのはスローペース。
スキー道具がないので楽ちん。
キャスター付きのスーツケースは、杖代わりにもなることを発見。
3人集合後、レンタカーに乗り出発。
昼飯はどうしましょうか?
ラーメンで決定。
札幌のラーメン屋に入るが、特に印象に残らず、画像もなし。
店の名前も、思い出せない。
夕飯はどうする?
(さっき、昼飯食べたばかりなのに、もう夕飯の話・・。)
小樽で、寿司食べよう。
小樽は、通り道です。
■すし処 みよ福
大将と奥さん(?)二人で切り盛りしている感じの、こぢんまりしたお寿司屋さん。
なんかいい感じ。
とりあえずビールと、メニューは・・・。
奥さんらしき人が言うには、メニューは、上から特、上、生の3種類の握りのみらしい。
生?
並でなく、生?
大将が説明してくれたが、よくわからなかった。
一番安い「生」を注文。
寿司は旨かった。
大将は、愛想よく対応してくれました。
大将は。。
腹も満たされたので、
店を出て、ニセコに向かうことに。
運転手のドラムが、「温泉でも入っていきましょうか?」
本当は、今日はナイターの予定だったのだが、
2人とも滑る気は、さらさら無いようだ。
目的地の倶知安手前にある、日帰り温泉へ。
■ワイス温泉
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(アルカリ性低張性高温泉)
ワイス温泉公式ホームページより
この温泉はよかった。
なんと入浴料が500円(大人)
源泉かけ流しの温泉は、高温のお湯と低温のお湯があり、
熱い湯好みの私は、大満足。
館内の売店では、玉ねぎも販売。
これで、1,000円。

こんなにいらないが。
この後、コンビニでつまみを買い、ホテルへ。
ホテルは、倶知安駅前のホテル。
このホテルも、ニセコにしては格安で、部屋が広い。
快適です。
2日目 倶知安駅からニセコヒラフへ
昨日は、雪が降っていたが、今朝は快晴。
最高のコンデションです。
ドラムとトマトは、朝9時にロビーに集合し、ニセコヒラフヘ行くようです。
私は、10時くらいまで、コーヒー飲みながら部屋でまったりと。
窓からは、羊蹄山が見えます。
ちょっと雲がかかっているのが残念。

私の今日の予定は、
倶知安駅からバスで、ニセコヒラフへ行き、スキー場前の通りを散策する予定です。

視界に入る人の90%は外国人。
完全アウエー状態。
この人たちは、札幌から電車で倶知安へきて、このあたりの宿泊施設に泊まっていたようです。
案内所のおばはん、英語ペラペラで。
英語できれば、63歳のジジイでも仕事ありそう。
どこか、住み込みで雇ってくれる仕事ないかなと考えていると、そろそろバスの時間。

行先は、ひらふウエルカムセンター。
12時20分発に乗ります。
時間が近くなると、スノボーやスキーを持った外国人が、バス乗り場にやってきます。
スノーボーダーは、ボード用のブーツで、スキーヤーは、スキー靴で。
スキー靴で?
スキー靴で、このバスに乗る気か?
外国人から見ると、倶知安もスキー場の一部なのかもしれません。

バス代は、500円。
現金か、クレジットカードしか使えないようなので、注意してください。
バスに、10分ちょい乗ったでしょうか?
ひらふウエルカムセンターに到着。

さて、これからどうしよう?
ひらふ坂を歩きながら、食べ物屋を探そう。
やはり、視界に入るのは、ほぼ外人。
海外のスキーリゾートに来たみたいです。
(行ったことないですが。)

何を食べようか?
まっすぐ下に下り、交差点を右に曲がったところに、ハンバーガーの看板。
■ステーキ&バーガー 魂
テリタマバーガー 1,900円
高いか?
スパゲティーやカツカレーも2,000円越えのメニューを見ていると、
むしろ安くさえ感じてしまいます。
感覚がおかしくなってきたか?
店に入り、入り口で注文しようとすると店員が、
「ハァーイ」
(私、日本人です。)
ビールと、テリタマバーガーを注文。
日本語で。

旨い!
もともと、ハンバーガーは好き。
特に、トマトやらオニオンやら、いろいろ入ったハンバーガーは、私の好きな食べ物ランキングでは、上位。
大きくて口に入れるのは大変だが、嚙んだ瞬間、香ばしく焼いたパティと、卵の黄身が混ざり合い、とっても美味しくいただきました。

ひらふウエルカムセンターに戻る途中、日本酒の試飲をやっていたので、大吟醸を一杯いただく。
旭川の男山、旨い。
北海道は、ビールや、ウイスキーだけではないようだ。
その後、ひらふ坂をふらふらして時間つぶし。
ひらふウエルカムセンターから倶知安駅行きのバスの最終は、15時47分。
そろそろ、いい時間なので、バス乗り場へ行ってみると、・・・。
倶知安駅行きは長蛇の列。
最終の便なので、いやな予感がしてはいたが。
定刻になり、バスは来たが、乗り切れない人もいる。
バスは、気を付けよう。
幸い、車で来ているドラムとトマトに連絡し合流。
2人も、スキーを満喫できたようだ。
帰りは、ニセコの日帰り温泉へ。
■ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯
入館料 大人 600円。
この温泉も、安い。
ニセコ駅のすぐ前。
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯 ホームページより
露天風呂もあり、ゆっくり筋肉をほぐすことができました。
(ぎっくり腰は、温めない方が良いということは、後で知りました。)
でも、気持ちよかった。
夕飯は、倶知安近くの中華で。
駅から少し離れますが、安くて美味しかった。
3日目 倶知安から登別温泉経由で、新千歳空港へ
最終日。
午前中はスキーをするものと思っていたが、どうやらドラムもトマトも、そんな気はサラサラないようだ。
それとも、スキーできない私に気を使っている?
いや、どうやら昨日滑っただけで、満足したようだ。
リフト券も、高いうえに半日券が、ないらしい。
はやり、長期滞在型のリゾート型のスキー場だ。
帰りは、登別温泉経由で、新千歳空港へ。
洞爺湖の横を通り、海沿いを室蘭方面へ向かいます。
早くも昼飯の相談。
室蘭と言えば、カレーラーメン。
ドラムとトマトは、よくご存じ。
■味の大王 なかじま店
注文は、イチオシのカレーラーメンにもやしをトッピング。

私がイメージしたものより濃厚で、カレー南蛮の汁とも違う、もっと複雑な味。
美味しくいただきました。
優しそうなご主人のワンオペでやっているようです。
店内は、アイドル(モーニング娘?)の写真だらけ。
そして、最後の目的地へ。
■登別温泉

日帰り温泉で利用したのは、
■第一滝本館
入浴料金:2,250円
今までの、500円、600円の入浴料金から、突然高くなりましたが、
浴場は、2フロアにあり、露天風呂の景色も最高。
五つの泉質のお湯があり、
・硫黄泉
・芒硝泉
・酸性緑ばん泉
・食塩泉
・重曹泉
なんとも贅沢な日帰り入浴でした。
その後は、新千歳空港へ。
無事、自宅のある千葉へ帰ってくることができました。
なんだか、腰の調子も良くなった感じです。
だらだら書きましたが、意外と楽しい、ニセコ観光旅行でした。
来年は、気をつけよっと。