ワクシングはベースに始まりベースで終わる
こんにちは。
私、最近どうも気になっていたことがあるのです。
スキーをしていて。
私はハヤシワックスのリキッドタイプを愛用しているのですが、
先シーズンに比べ、板が滑らなくなるのが、少し早い気がしています。
午前中持たない。
気のせいなのか?
先シーズンは、シーズン前にホットワックスでベース仕込みをしました。
それと関係するかわからないのですが、今シーズンは、ホットワックスでのベース仕込みをしていません。
ホットワックスは、削りカスを掃除するのが、とっても面倒。
ハヤシワックスのカタログには、
ワクシングはベースに始まりベースで終わる
とまで書いてあります。
ベース仕込みは、とっても大切なんだろうと思います。
大切なことをやっていないとなると、準備周到が座右の銘の私は、どうも気になってしかたない。
ベース仕込みをするのとしないとでは、どのくらいの違いがあるのだろうか?
そもそも何故ベースを入れる必要があるのか?
昔は、スキーワックスと言えば銀パラ。
(確か、そんな名前だったような。)
塗ると、滑走面が銀色になる。
これを直塗りで、ゴシゴシやっていた。
その後は、TOKOのワックスを使うようになる。
赤とか、黄色とか・・、今でもあるのだろうか?
もちろん直塗りで。
その後、少し成長して、生意気になると、
ホットワックスに手を出す。
当時は、テコのようなものを熱くして塗っていたようだが、私が初めてホットワックスを使ったのは、ガスボンベ付のバーナー(だったような記憶が・・・)。
その先に金属がついていて、火力で熱して、スキー板にアイロンのようにをワックスを塗っていく。
今考えると。相当板を焦がしていたと思う。
私が大学生の頃、ようやくスキーワックス用のアイロンを買えるようになった。
でも、ほとんど使った記憶がない。
2~3回使ったか?
直塗りと、スプレー式の万能ワックスで、問題なかった。
春になると黄砂が飛んできて、雪面が茶色くなる。
そうなるとワックスを塗るのでなく、リムーバーで汚れを取りながら滑っていた。
話が、それてしまった。
ベースワックスの役割
インターネットは、便利なもので、わからないことがあると、すぐに調べられます。
昔は、わからないことがあると、本屋に走っていました。
スキーに関する雑誌もいろいろあり、「〇×入門」など入門書もいろいろ発行されていて、立ち読みで調べたものです。
また話がそれた。
ベースワックスは必要なのか?
ベースワックスは、滑走面へ浸透させるのが目的。
スキー板の滑走面は、カサカサのお肌のような状態。そこにしっかりとワックスを浸透させて、潤いのあるお肌、違った、滑走面を作るのが目的らしいです。
では、そこに何故ベースワックスを使うのか?
滑走ワックスは、雪の上を滑らすには向いているのですが、滑走面に浸透させるのは苦手なようなのです。
一方、ベースワックスは「パラフィン」という成分を使っていて滑走面に浸透しやすいようです。
ベースワックスは、何回も入れなくてはならなのですが、柔らかいタイプから順に入れて行くことで、滑走面の深いところまで浸透し、しっとり艶々した滑走面ができるのです。
滑走ワックスの役割
滑走ワックス(トップワックス)は、雪との摩擦を減らして滑走性能を高めるのが役割です。
滑走面には浸透しずらいので、ベースワックスを仕込んだ上に塗ることで、持続性と滑走性が高まるようです。
滑走ワックスの成分は、「フッ素」が入っているものがあるようですが、FISやSAJの公認大会では禁止されています。
なんと、ミラノ・コルティナ五輪でも、フッ素成分が検出されたということで、失格者が出てしまいました。
しかし、一般スキーヤーは使っても良いようで、ワックスメーカーのラインナップには、フッ素を含んだワックスが販売されています。
ホットワックスでベース仕込み
ベース仕込みは、ホットワックスで仕込むのが良いようです。
ハヤシワックスのスタッフブログを見ると、リキッドでのベース仕込みを複数回行うことで、ホットワックスに近づけはするものの、
ホットワックス施行の板にリキッドを塗布した時の加速やスピード・持続性はリキッドだけで仕上げた板とは明らかに体感できるほどの差があることも確かです。
ハヤシワックスHP スタッフブログより引用
といった記載もあります。
面倒ですが、ホットワックスを仕込んでみることにしました。
施工する場所
最大の課題は、場所。
塗る時にワックスは垂れるし、削ればカスがでる。
外でやるには、寒すぎる。
皆さんは、どうしているのだろうか?
大阪の単身赴任先から千葉に戻り
結局、寝室でやることにしました。

布団が見えていて恥ずかしい。
アイロンで熱したワックスって、簡単に垂れるんですよね。
板の下付近に、新聞紙をしっかり敷きます。
最初にリムーバーで汚れを取っておきます。
画像を撮影するのを忘れてしまいましたが、リムーバーを使うと、滑走面がカサカサになった感じになります。
柔らかいワックスから順に仕込む
ベースワックスは、一番柔らかいタイプから入れて行くことで、滑走面に深く浸透するようです。
ハヤシワックスのカタログには、
一般向け:NF-02を3回仕込む
と記載がありましたが、一番柔らかいNF-00が余っていましたので、こいつから仕込んでいきたいと思います。
NF-00・・アイロン温度 70℃

滑走面に均等に塗りたいので、アイロンで少し温め直塗り。

次に、固形ワックスをアイロンで温め、数滴たらしていく。

そして、ワクシングペーパーの上からアイロンを滑走面に押し当てる。
この時、動かさないと、滑走面が焼けてしますので、少しづつ動かしていきます。

ワックスが溶け出すと、「スーッ」と動き出します。
始めは、ワックスが溶け切らなくても、同じ位置で3回ほど繰り返していると、ワックスが解け、ワクシングペーパーに染み込み、いい感じで均等に広がります。

均等に、そしてできるだけ薄くしないと、この後のはがす作業が大変。
塗終わり、完全に乾かします。
いよいよ一番やりたくない、スクレーピング。
このカスが厄介です。
ゴミ箱を下に置き、できるだけカスがゴミ箱に落ちる様に削っていきます。

静電気のせいなのか、このカス、張り付くのです。
ゴミ箱に入れても、周りに張り付く。
途中からゴミ箱でなく、下に敷いた新聞紙の上に落ちる様に、静かに削っていきます。
いい感じになってきました。
そしてブラッシング。

細かいカスが取れます。
その後、コルクやフェルトを使い、磨いていきます。
いい感じになってきました。
写真撮っとけばよかった。
次に、
NF-01・・アイロン温度 110℃

NF-00と同じ作業を繰り返します。
最後に、
NF-02・・アイロン温度 140℃

3回完了。
私のイメージでは、柔らかいワックスで滑走面の細部まで浸透させていき、少し硬めのNF-02で蓋をしたイメージ。
ブラッシングで細かいカスを取り、コルクで擦り込み、フェルトで磨いていくと、しっとりしていて艶々な滑走面に仕上がりました。
(写真撮るのをわすれてしまった)
まさに、人間の肌に保湿クリームを塗ったように、カサカサだった滑走面がツルツルになりました。
スキーワックスって、奥が深そうです。
コンマ1秒を競うわけではない、一般週末スキーヤーですが、遊ぶ道具を良い状態にメンテナンスをするのって結構楽しいです。
この後、リキッドの滑走ワックスを塗りたいと思いますが、滑りが変わったかどうかについては、また次の機会にご報告したいと思います。

