ウオーキングでは、なかなか筋力はつかないし、ジムは飽きてしまい、行かなくなる。
楽しく脚を鍛える方法はないだろうか?
スキーのオフトレーニングとして、脚に筋力をつけたい。
その為には、階段か上り坂はないものかと。
ふと思いついたのが、トレッキング。
上り坂は、脚のトレーニングになるのではないか?
それに、近くに六甲山があるではないか!!
早速、調べてみました。
ネットで検索すると、たくさんの記事が掲載されています。
半日くらいで、初心者が行けそうな場所もありそうだ。
準備
まずは、装備から。
恰好は大事。
最低限必要なものは?
・ウエア
・パンツ
・帽子
・バックパック
・トレッキングシューズ
こんなところか?
あるものは、それを使うとして・・・。
トレッキングシューズがない。
早速、ワークマンで購入。

以前から感じていたが、ワークマンはトレッキング関係のグッズが豊富で安い。
トレッキングシューズだけを購入するつもりだったが、
私の持っているウエアは黒。
スズメバチが怖いので、カーキ色のウエアも購入。
そうだ、地図も必要だ。
遭難したら、たいへんだ。
たまたまネット見つけた地図。

六甲全山縦走MAP
監修 六甲全山縦走市民の会
発行 神戸市
定価 800円
縦走MAP!?
なんと、西から東へ約50kmにも及ぶコースを14~15時間かけて歩き通す催しがあるのです。
六甲全山縦走大会
縦走するわけではないのに、知らないで買ってしまった・・。
でもこのMAP、縦走だけでなく、19のコースも紹介されており、参考になりそうです
紅葉の中、保久良神社へ
その中で、最も簡単そうなコースを選んでみました。
阪急岡本駅 ⇒ 保久良神社 ⇒ 金鳥山 ⇒ 風吹岩 ⇒ 阪急岡本駅のコース
12月8日(日)に行ってきました。
MAPの情報では、
距離:7.6km
時間:4時間
標高差:500mくらい
軽くいけそうな感じ。
でも最初に言っておきます。
風吹岩まで到達できませんでした。
体力に不安があれば、途中撤退も大切・・・。
阪急岡本駅に到着。

さてどっちに行けばよいのか?
最初に目指すのは、保久良神社。
駅に案内でもあるかと思ってきてみたが、何もなさそう。
スマホで保久良神社を検索し、方向はわかるのだがこっちでよいのだろうか?
などと考えていたら、見るからにトレッキングの格好をしたお年寄りのグループ発見。
少し距離を置きながら、ついていくことにしました。
(すみません。)
駅を出て左、東方向へ歩き出します。
角を曲がると踏切。

踏切を渡りまっすぐ住宅街を歩きます。
Google Mapを見ると、保久良神社の参道は右のほうだが・・・?
しばらく上り坂をまっすぐ進むと、小さな公園が見えてきました。
この公園が、このコースのスタート地点のようです。
靴の紐を結びなおし、登山開始。

紅葉がきれい。
平地を歩いてもなかなか息が切れることはないのですが、
坂道だと、すぐに息が切れる。
脚・膝にも適度な負荷がかかっている感じ。
そうそう、この感じを求めていたのです。

しばらく上ると標識。
保久良神社は、左方向か?
ここまでは舗装された道でしたが、ここからは山道。
登山らしくなってきました。
でもいい感じに階段ができていて、管理が行き届いた山道です。

なんだか近づいてきた感じ。
右方向へ。

保久良神社到着
駅から約25分
公園から15分くらいかな?
私の脚で。
まずはお参り。
(どうかコブ斜面が、滑れますように、パンパン)
ふと気が付いたのですが、
私のようにトレッキングシューズを履き、リュックを背負ったスタイルの人以外に、
犬を連れて、散歩がてらやってくる地元の人が多いのが目につきます。
ふもとの公園からゆっくり歩いて、30分弱。
朝の散歩のコースには、ちょうど良いかもしれません。
すれ違う時の挨拶、
「おはようございます」が、なんだか新鮮。
日常生活の中で、これほど知らない他人と自然に挨拶することって、ないかもしれません。

大阪湾がきれいです。
トイレもきれい。

トレッキングで、私が一番心配しているのがトイレ。
水分補給をすれば、トイレにも行きたくなります。
トイレがどこにあるかの確認は重要です。
トイレも済ませ出発。
保久良梅林
標識を見ると、近くに梅林があるようです。
少し戻り保久良梅林へ。

このあたり(岡本地区)は、昔から梅の名所のようです。
春が楽しみ。
果てしない階段から金鳥山へ

地図と標識がありました。
しっかり管理されたコースです。
その先に現れたのが、ゴールの見えない階段
うっ!!
この階段を上がっていくのか?
どこまで続くのだろうか?

少し不安になってきました。
それと、人がいない。
階段を見て少し怖気づきましたが、これこそオフのトレーニングに求めていた場所。
「よし、いけるとこまで行ってみよう」
階段を上りだしましたが、これがきつい。
膝のお皿の内側が痛いのを忘れてた。
しばらく調子よかったのに。
そして、前後に誰もいない。
このあたりは、イノシシがでるらしい。
「イノシシ注意」という看板もやたらあります。
どう注意したらよいのだろうか?
怖い
イノシシ出たらどうしよう?
逃げ切れるだろうか?
クマはいないのだろうか?
物音にドキドキしながら、なんとか階段を登りきると、休憩所。

たしかこの辺りが金鳥山なのだが、それらしき標識が見当たらない。
でも、もう限界。
息は切れ、脚もガクガク。

景色は、最高。
ここでしばらく休憩。
もう体力の限界。
風吹岩まであとどれくらいあるのだろうか?
あと1.2Kmの標識。
帰りの体力あるか?
さてどうする?
もしここで心筋梗塞で倒れたらどうなるのだろうか?
ヘリコプター救助?
そんなことを考えましたが、あと少しだけ進むことに。
金鳥山?(休憩所) ⇒ 謎の紅葉スポット
しばらく平坦な道を進むと3方向への分岐。

その先は、全く見えず、人影もない。
おそらく風吹岩まであと1kmほど。
「今回は、ここで断念しよう」
街中でのウオーキングであれば、歩けなくなればタクシーなど交通手段がある。
しかし、ここで歩けなくなったら、きっとたくさんの人に迷惑をかけるか、イノシシの餌になるか?
しかし、この3方向は、どこに行くのだろうか?
右の2つは、風吹岩方面。
一番左は、どこに行くのだろうか?
と、覗き込んでいると、左奥のほうに赤く染まった一帯があり、人の気配が。

よく見ると、紅葉した落ち葉でぎっしり
近づいていくと、

赤く紅葉した落ち葉がつもった、謎の紅葉スポットを発見。
紅葉の季節ではあるが、周りの色に比べここだけ赤く浮き上がっている。
ここだけ別世界。
きれいなスポットも発見でき満足。
帰ることにします。
下りの方が筋肉を使っている気がします。
きっと負荷を感じながら伸ばす筋肉と曲げる筋肉とでは、何かが違うのだと思います。
スキーのトレーニングとしては効き目ありそうです。
飽きずに筋トレができた気がします。
今回は、風吹岩までいけませんでしたが、またチャレンジしたいと思います。
良いトレーニングができました。